ＤＭ－デジタルマッピングDigital Mapping
ＤＭとは航空写真から、地図データ編集・標準データファイル及びデジタル原図等を作成する作業です。
DM
１.空中写真撮影
セスナなどの航空機により、上空から地形図範囲の航空写真を撮影する。
撮影時は実体視（イメージ的には３Dの飛び出す絵本のように見える）できるようにオーバーラップさせて撮影する。
２.現地調査
航空写真で判読できないものを現地で実際に調査し、航空写真を引き伸ばしたものに書き入れる。
３.空中三角測量
様々な基準となるポイントを用いて、空中写真上の位置関係（写真座標）を、現地座標（測地系座標）に変換する。
４.数値図化
撮影された航空写真を解析図化機（右写真）にセットし、現地調査の結果に基づき、立体視をしながら、地図情報を数値形式（X、Y、Zの座標値）で取得し、記録する。
５.数値編集
現地調査の結果に基づき注記等の入力及び前工程の検査を行い、編集装置を用いて数値図化データを編集する。
６.DMデータファイル作成
編集されたデータを「作業規定の準則ー数値地形図データファイル仕様」に従って、電子記憶媒体に記録する。
７.地形図原図作成
DMデータファイルを基に図式に従って編集を行い、自動製図機により地形図原図を作成する。