応用測量とは、非常に広範囲であり、基準点測量、水準測量、平板測量及び空中写真測量等の基本となる測量を活用し、目的に応じて組み合わせて行います。
土地の起伏の状況や、自然物及び人工物の位置と形状をTS(トータルステーション)を使用しデジタル形式で測定・取得し、数値地図(DM)データファイル及び地形図を作成する作業をいいます。
TSデジタル地形測量システムは、TS(トータルステーション)とデータ取り込み用のモバイルコンピュータで構成されます。
トータルステーションで測定したデータは、コンピュータ(測量計算システム)に送られ座標計算を行い、瞬時に画面上にプロットされます。
観測をしながら、図柄や結線の入力ができるため、高精度かつ詳細な情報を取得可能にし、標高の観測も可能です。
路線測量とは、線状構造物建設のための調査、計画、実施設計等に用いられる測量をいい、中心線測量、縦断測量、横断測量までの一連の 測量を総称して路線測量といいます。
縮尺1/1000以上の地形図上において、設計条件・現地の状況を勘案して線形を決定します。
主要点及び中心点を放射法等により現地に設置する。(100m・50m・20mを標準間隔とし設置)
縦断測量、横断測量及び高低測量に必要な水準点を現地に設置し、標高を求める。
中心杭及び中間点並びに地形変化点の地盤及び中心線上の主要な構造物の標高を求め、縦断図を作成する。
中心点における中心線の接線に対して直角方向の線上にある地形の変化点及び地物について中心点からの距離及び地盤高を求め、横断図を作成する。
縦断測量及び横断測量の結果では取得しきれない箇所の地盤高を求め地形図に記載する。
中心点等から中心線に対して直角方向の用地幅杭点座標値を計算し、取得等に係る用地の範囲を示すため所定の位置に用地幅杭を設置します。